U-LV314K 川崎市バス S-1679

■実車解説

写真:同型(年式違い)のW-1715号車。
P-LVほぼ全ての車両で富士重工5Eを架装していましたが、U-からは順当に7Eが選択されました。
いすゞ・ふそう2メーカー体制だった頃の車両なので、市バスでも主力中の主力車種として長らく君臨していました。


当初は全営業所で見られましたが、末期になると整備の合理化もあって一部が南部へ転属しています。
今回セレクトしたS-1679も、当初は鷲ヶ峰の配属でしたが後に塩浜に転属しています。

■模型解説
ボディメーカー違いのU-LV
□改造内容
いすゞ車を作るのでベースとしてはUDが適していますが、種車の確保のしやすさから今回は日野をベースにしました。
そのためリアオーバーハングはいすゞの実車と異なり長めになっていますが、フロントオーバーハングはショートになっています。


加工は短尺化がメインで、前中扉間を切断して尺を詰めています。
また、日野→いすゞ化にあたり公式側・非公式側共にエンジンルーバーパネルを0.3o及び0.5oプラ板より作成しています。
今回は91年式のため非常扉下のルーバーは1枚にしていますが、93年式以降の場合は2枚になります。


窓ガラスは公式側は製品のものを入れ換え、前中扉間の不足する部分はサッシ間の黒枠を0.5oプラ板で自作して詰めています。
非公式側は非常扉前の窓のみ透明プラ板から自作していますが、その他は製品のものをそのまま使用しています。


ただし今回は標準床車をベースにしたこともあり、実車より見た目に車高が高く見えてしまっています。
低床車をベースとするか、シャーシを修正すればもう少し良くなるかとは思いますが、また後日追加加工として試してみようかと思っています。

□車両仕様
今回は銀ホイールとなった車両では初めて青ホイール時代を再現。
KC-代中期まで新車当初は青ホイールでしたが、青ホイール時代が長かったU-代初期ということで、今後製作予定の車との区別も含めてこの仕様にしました。


行先表示は
川07かわさきファズをセレクト。
市バスでも唯一緑色の行き先表示で、塩浜営業所らしい表示を選びました。
ただし、青ホイールとこの表示の組み合わせがあったのかは確認していません。
新7Eノンステップと比較
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