K-MP107K 川崎市バス S-2535

■実車解説
MP118系の派生形で、主に公営バス仕様として製造されたMP107型。
79年まで三菱B35ボディと呉羽G4ボディが並行生産されていましたが、80年から呉羽も三菱タイプにボディになっています。
三菱B35は通称ブルドッグと呼ばれ全国的に広まった車種。川崎市バスでは呉羽車体のブルドッグが導入されました。


82年までは小型方向幕、83年式のみ大型幕で導入され、各営業所に配備されました。
80年代半ばまでの新車は旧塗装に当たる藤色で導入されましたが、一部は後年新塗装の水色に塗り替えられました。
モデルとしたS-2535は82年式で小型方向幕を採用したタイプです。

■模型解説
カラーリング違いの比較
□改造内容
ベースにはたまたま購入できた第1弾の前中扉白バスを使用。
窓枠はベースを活かして加工することとし、短尺化がメインの加工内容です。


尺長変更は前中扉間を切断し、全長を約3o短縮。
窓割りは切断した部分のみプラ板により新設しており、非公式側はピッチ間隔が合わなくなるので見た目に違和感が少なくなるように大きさを変えています。
側面モールは本来不要ですが、加工の手間を省くためそのままとしています。


目立つポイントとして、非公式側タイヤ間の車体裾の形状がベース車とは異なるため、プラ板を用いて裾を平らにしています。
当初はオミット予定でしたが、ここの加工ついでにルーバーの位置も本来の位置へ変更。ルーバーそのものの形状はオミットしています。


今回の車両の肝となるカラーリングは、現在の水色に移行される前の藤色に。
管理人も実物を見たことがないので色の作成には迷いましたが、いくつかの意見や写真を元にほぼイメージ通りの色合いを表現しました。
写真では伝えにくいですが、ほんのり紫がかった微妙な色合いです。

※塗料参考
クレオス・5番/ブルー、クレオス32番/スカイブルー、クレオス・GX1番/クールホワイト (6:6:1くらい)


□車両仕様
車両のカラーは前述した通り藤色とし、共通カード使用後、ナンバーが下がった頃の実車写真に基づき車両の年代を設定しました。
ホイールを水色にしたのは思い違いからですが、過渡期は先にホイールだけ新塗装としてた車両もあったのでその仕様としました。
前ドアの形状が三菱タイプのままなのはミスで、本来は窓が中央に来ています。


行先表示は川04塩浜営業所をセレクト。
単純に塩浜を象徴すると共に、他社のバスとの競演も多い同路線にしました。
川崎駅前に集う三菱ふそう車
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