U-HT2MLAA改 川崎市バス W-3301

■実車解説

写真:同型(年式違い)のM-3305号車
市バスとしては数十年ぶりの日野車となったブルーリボン。
最初にHIMRが導入されましたが、3301から一般車も導入されています。
他社ではツーステップとして標準的な姿ですが、市バスに導入されたのは扁平タイヤを履くワンステップ車なのが特徴です。

主に鷲ヶ峰営業所を中心に活躍してきましたが、既に全車廃車となっています。
今回モデルとした3301号車は、現在青森市交通局に移籍の上活躍しています。

■模型解説
車庫を出庫するW-3301
□改造内容
製品で最もモデルの仕様に近い第2弾国鉄バスor仙台市営バスをベースにしますが、今回は仙台市営バスがベースです。
尺長など窓形状など大まかなパーツは合っているので、細かい作業がメインです。


まずベース車がKC-モデルで角フォグになっているので、ここを一旦パテで埋めてからピンバイスにより丸フォグ化。
屋根上は元のベンチレータを切り取り、複製したかまぼこタイプを3個載せています。
このとき、最前部のみ運転席側に若干ずらすのがポイントです。


このほか、パネルラインの修正や前中扉間の行先表示位置を変更。
マーカーランプは0.3oプラ板から自作ですが、今作以降この方式を採用しています。
ちなみに、リアの下部補助ランプは他のHTとは上下逆になっている状態を塗装で表現。
市バス初期の数台に見られた知る人ぞ知る差異です。


□車両仕様
今回は銀ホイール化後の後〜末期時代に設定して、管理人の一番思い入れのある時代の仕様としました。


行先表示は新幕の
登05登 戸をセレクト。
末期同車がよく走っていた路線で、文字のバランスが好きなこの幕を選びました。
終着停留所名が変わり、フィルム幕も消滅した今となっては貴重な幕です。

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